回復する人間

こころのびょーきとの戦いを綴ります。

断薬5日目

苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。朝起きて、頭が痛くて、生きている意味がわからなくて、二度寝する。悪夢を見る。拳銃で殺される夢。なんだよ、夢かよ、いっそのこと殺してくれよ、こんなに苦しいなら!

 

雨が降る音だけが静かに聞こえる。しとしと。その音と響きあうかのように涙が流れる。しとしと。世界というだだっ広い荒野にひとり、取り残されてしまった。この世界をディストピアにするも、ユートピアにするも、僕しだい。生きることなんて、両親から勝手に与えられた、偶然の産物だ。つまり、この人生を歩んでいるのは、僕じゃなくても良かったわけだ。それは哲学的な言葉で言うところの「誤配」である。今までなんとなく、与えられた人生を生きてきた。じぶんの主体的な選択なんてしてこなかった。そもそも、そんなことをする、必要がなかった。でも、今、切実にその選択に迫られている。生か、死か。生きたい。僕は生きたい。この瞬間、偶然の生が、必然性を強く帯びる。

 

午後、仕事をはじめる。雨はやまない。夜のフットサルは諦めよう。