回復する人間

こころのびょーきとの戦いを綴ります。

断薬4日目

朝から頭がいたい。ふさぎこむ。布団から出られない。午後になってようやく仕事に取りかかる。

 

夕方になって、イベントを聞きに行くために、外に出る。頭がいたい。イライラしてしまう。でもこのイライラを表に出してはダメだと言い聞かせる。変な汗が出る。気がつくとそんなに暑くないのに、Tシャツが汗でびっしょりになっている。怖い。じぶんが怖い。

 

イベント会場にたどり着く。震災以後の文学についての対談。すると、自然と頭痛が消えた。焦りもなくなった。気がつくと、お客さんなのに、発言している。口が勝手に動く。楽しい。

 

イベント後に初対面の人たちと挨拶をする。いまの僕にとって、他人とコミュニケーションをとるのはすごく難しいことだ。じぶんが変に見られていないか気になって仕方がない。昔は、人と話すのが楽しくてたまらなかったのに、いまは人と話すのが怖い。でも、とりあえず、やってのけた。偉いぞ、オレ!

 

会場には先日の僕のイベントを企画してくれた編集者も来ていた。イベントは録音し、後日、誌面に掲載されるという。その文字おこしをやってくれているのだが、「長瀬さん、大丈夫ですか? 正直、話し方が(人間的に)おかしかったですよ」と言われる。やっぱり、か。なるべくバレないようにしていたのだが。

 

その後、池袋で飲み会に合流。ここの人たちは長年の付き合いなので、歓談できた。不安も感じない。心から楽しめた。外に出て、人と会う、それが救いになる。これからはなるべく外に出よう。