回復する人間

こころのびょーきとの戦いを綴ります。

断薬82日目

先日、加藤先生の奥さんとお昼ご飯をたべた。書庫整理のお礼も兼ねて。加藤先生の思い出話をたくさん聞いた。

 

加藤先生と奥さんは大学生時代に出会ったそうだ。そこから50年以上連れ添ったわけだ。

 

貧乏だった20代のころ。(月収が5万円だったらしい)初めて商業誌に文章が載って、原稿料をもらえたときにふたりして喜んだ話。喧嘩をしたときの話。加藤先生は大学生時代の友達と一切縁をきったという話。それから、息子さんが婚約した直後に亡くなったときの話。話をしながら、加藤先生の奥さんは涙を流した。

 

話を聞いていて思ったのは、奥さんは、加藤先生の最大の理解者だったということだ。加藤先生は奥さんに、抱えている悩み事、自分の文章について、学生のこと、全てを話していたという。加藤先生にとって、奥さんは、とてもとても大きな存在だったのだろう。

 

僕も、そんな存在の人と、一緒にいたい。僕を理解してくれる人。僕が理解できる人。お互いに、理解しあって、尊敬しあえるような、存在。そんな人と一緒にいたい。